移植前後の鍼灸治療への通い方

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ドイツと中国の研究チームの報告(2002年 4月30日 読売新聞)

対象160人に、体外受精の前後に鍼治療を行った群とそうでない群の妊娠率を比較

2002年の米国生殖医療学会でドイツと中国の研究チームの報告によると。受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を行った群とそうでない群の妊娠率を比較した結果。

体外受精の妊娠率は高くて3割程度とされる中、鍼治療グループの妊娠率が通常治療の妊娠率を大きく上回ったことが報告され世界中に伝えられることとなり、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性があると注目を集めました。

その後他の国でも研究や報告がなされています

  • デンマーク(2006年Fertility&Ster誌)鍼治療なし22%/鍼治療あり36%(+14%)
  • オーストラリア(2006年Fertility&Ster誌)鍼治療なし23%/鍼治療あり31%(+8%)
  • ドイツ(2006年Fertility&Ster誌)鍼治療なし13.8%/鍼治療あり28.4%(+14.6%)

日本生殖医学会(俵IVFクリニック共同研究)2017年

胚盤胞を移植した950周期を対象に、鍼施術群と無施術群で比較した。

さらに40歳以上のグループでは以下の結果となった。

通常年齢が高くなると妊娠率は減少し、胚移植を複数回行っても妊娠に至りにくくなる。だがこの研究では胚盤胞移植を行った40歳以上において、鍼施術群が無施術群に比べ高い妊娠率を示すことになった。このことから、着床環境の向上に鍼施術が寄与し、妊娠率の減少を抑えることができたのではないかと考える。
(医道の日本2018.7 一部抜粋)

移植前後の通い方

研究結果から当院でも移植前後の鍼灸治療を取り入れてきました。移植前後に鍼灸治療を行うことは移植に良い影響を与えると身をもって感じています。移植前後ともに治療を行った場合の妊娠率が最も高い印象ですが、どちらかしかご来院が難しい場合、当院では移植前をおすすめしております。

胚盤胞移植前、移植後ともに2日以内のご来院をおすすめします。移植当日朝や、移植直後のご来院もおすすめです。

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