自律神経とは何か

自律神経は、交感神経・副交感神経の2種類に分けられます。ややこしい話になりますが、双方ともに視床下部の脳幹から走行しています。交感神経は脊髄に沿って走行するのに対して副交感神経は脳から循環器・消化器に至り、これとは別に仙髄からの脊髄神経が大腸や排泄器官に走っています。脳から延びる神経は迷走神経とも呼ばれ、体内で無数に枝分かれして各臓器にコネクトしています。

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交感神経と副交感神経はシーソーの関係

例えば、交感神経は瞳孔を拡張させ多くの情報を獲得し、気管を拡張し大量の空気を取り込み、心臓の鼓動を早めます。副交感神経はこれとは逆の働きをしています。ざっくり言うと、交感神経は日中の活発な動きの時に優位になり、副交感神経は日が暮れて体が休息モードになった時に優位に働きます。またそれぞれに得意分野があり、交感神経は心臓・血管・肺などにスピーディーに作用し、何かあった時すぐ対応できるよう緊張状態を作ります。副交感神経は唾液腺・胃・小腸といった消化器にゆっくり作用し、必要な栄養を体に送り込んでいます。

自律神経の乱れは要注意

頑固な首こりと自律神経の乱れは密接な関係があるといわれています。
どこに行っても改善されない不調がある方は首こりを疑ってみてください。

首に集中している自律神経がカギ

自律神経とは、消化・呼吸・循環・代謝など、人間が生命を維持するうえで必要な機能をコントロールしている神経です。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、交感神経は日中の活発な動きの時に優位になり、副交感神経は日が暮れて体が急速モードの夜に優位になるのが本来の自律神経の働きです。人間はこの2つがバランスよく働くことによって健康が保たれています

首こりから発生する様々な不調は首の筋肉の異常によって副交感神経の働きが阻害されることが原因ではないかと考えています。

朝は交感神経にスイッチを入れる

習慣にすべき4つ

①朝日を浴びる
朝日を浴びると体内にセロトニンという物質が分泌されます。セロトニンは交感神経を刺激する最高のアイテムです。

②朝食を食べる
食事をすると、代謝が一時的に上がり、体温も上昇します。体温が上昇することで交感神経に刺激を与えます

③朝シャワー
皮膚への温かい刺激が末梢神経を開かせ、血流を促進させます。

④体を動かす
体を動かすことで交感神経が刺激され、心拍数・体温が上昇し血流が盛んになります。ウォーキングやジョギングなどがオススメですが、家事でも充分補えます。朝はバタバタして大変ですが、夫婦で協力してキビキビこなしましょう。

夜は副交感神経にスイッチを入れる

習慣にすべき4つ

①就寝1時間前は、パソコン・スマホ・テレビを見ない
画面のブルーライトは交感神経を刺激してしまいます。また長時間同じ姿勢をしていると首コリの原因にもなります。

②夜は入浴が○
お湯につかると気持ちがいいですよね。そう感じるだけでも副交感神経が刺激され体と心をリラックスさせることができます。

③間接照明を使う
優しく柔らかいオレンジ色の光は副交感神経を優位にしてくれます。

④ゆっくりリラックスできる時間を作る
帰宅してから就寝するまでの間に何か自分がリラックスできることを習慣にしてみましょう。副交感神経が優位になるとメラトニンという物質が分泌されます。メラトニンには睡眠を促す催眠作用があります。メラトニンが分泌されるのは就寝時間の1~2時間前といわれており、このタイミングで「覚醒力」が低下するため、一気に眠気が増大します。

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